top of page

​書くは 楽し

2019 春

は る まだ遠く 息白く
か ぜは キツく 肌を刺す
な にを思って 歩くのか
き ょうも 足元 見るばかり

こ とばは 指から 零れ落ち
と どまる ことを 知らぬ気に
は らはら ひらひら 飛んでゆく

よ るの 空気の その中に
き のうが 微かに 漂いて
こ そりと 明日 が忍び寄る
と われる 己に 問う己
か くも 書かぬも 縛りなく
な にを 決めるも 己なり

.

bottom of page